■ ID | 379 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 外生菌根菌に感染したアカマツ実生苗の生長に対する高濃度CO2の影響 |
■ 著者 | 三輪誠
埼玉県環境科学国際センター 小川和雄 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)大気環境学会 |
■ 出版年 | 2002 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第43回大気環境学会年会、平成14年9月11日 |
■ 抄録・要旨 | 大気中の二酸化炭素(CO2)濃度は、地球規模で年々着実に上昇している。このような大気CO2濃度の上昇は、植物の生長や生理機能に様々な影響を及ぼすと考えられる。一方、多くの植物は菌根菌と共生関係を築いており、この関係は、互いの生育にとって必要不可欠であると考えられている。従って、植物と菌根菌の共生関係の有無により、大気中のCO2濃度の上昇が植物の生育に及ぼす影響も変化する可能性がある。そこで、本研究では、外生菌根菌に感染したアカマツ実生苗と感染していないアカマツ実生苗に対して高濃CO2を暴露し、その生長に及ぼす影響を調べた。
アカマツ実生苗の個体乾物生長は、外生菌根菌の感染と高濃度CO2暴露によって促進されることがわかった。また、高濃度CO2暴露による生長促進効果は、外生菌根菌に感染していない実生苗に比べて、感染した実生苗の方が大きく、感染する外生菌根菌の種類によっても変化することが示された。 |
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